Random Rambles

しょうもない人生でも生きた記録を残したい。

半年間のまとめと最近の様子

2023年9月12日。
母親が交通事故に遭いました。
大変大きな事故でした。
頭から足まで全身数ヶ所の骨折、脳挫傷等…。
一命は取り留めましたが搬送直後は「どうなるか何とも言えない」という状況でした。
外傷がある程度良くなる兆しを見せても、高次機能障害がありました。
現実ではない話をし、見えないものが見える…。数ヶ月間、意思の疎通は無理でした。

 

2024年3月12日。
事故からちょうど半年、母親は退院しました。
医師の皆様も「あの状況から正直どうだろうと思ったが、奇跡的な回復ですね」と仰られるほど、後遺症はもちろん多少は残ってしまいましたが、生活に大きな支障があるような状況は無くなりました。
我が母ながら「なんて生命力が強いんだ」と思ったほどです。
意思の疎通も問題ありません。

 

退院から二週間ほど。
正直、私は心も体もボロボロでした。
「あぁ心壊れてるわ、今」。数年ぶりにそんな事を感じました。

いくら肉体が奇跡の回復を見せても、やはり事故前の母とは変わってしまっていました。

 

「自分で考える力」というのがかなり弱くなったのでしょうか…。
料理はできるのに、スーパーでお金を払えない……。
こちらを向いて話をしてくれなくなりました。
その方向に相手はいないのに、ずっと真っすぐ前だけを見ています。
幼児退行しているような、そんな印象も受けました。

「変わったんだ」
「やっぱりもう事故前の母ではないんだ」
「もしかしてやはり認知機能に問題があるのでは…」

母はヘルパーさんをお願いできる状況でしたが、現状は頼んでいません。
なんだかんだと結局本人がすべてやってしまうからです。
「自分でやらないとわからないから(他の人には触ってほしくない)」
「買い物は自分で行って、実際に見ないとわからない」
そういう人でした、昔から。

結局私が休みの日に買い物に連れていく。
母の自宅に通い、半日以上過ごす。

ある時は母に苛立ちも募りました。
車さえ一人で乗れないのか!?用事がないなら家に呼ばないでくれ!電話はちゃんと出て!心配するから!!
大きな声を出しそうになることもありましたが、それはすんでのところで堪えました。

 

私なんかまだ全然マシなんだ。
母は生きてるし、身内を事故で亡くしてしまった人達より全然幸せだ。
介護なんていう介護もしてるわけじゃない。買い物連れて行ってるだけじゃないか。

でも私だって自分のことしたいのに…。

ただでさえ毎年この時期は仕事が忙しく、しかもこの二週間の間の土曜日は出勤日で、休みは1日しかありませんでした。
その1日の休みをすべて母の付き添いに使う日々…。

自分の時間はほとんど持てず、やりたいことも何も出来ず毎日過ぎていきました。

 

同人作家やってるんですよ、私。そろそろ何か描かないとヤバイんです。
つい数週間前も、せっかく描こうとしてたWEBオンリーの企画漫画を落としたんです。
友人と企画してるイラストの〆切も迫ってるんです…。
というかこの数ヶ月、まともに家の掃除もできていないんです。
そもそも仕事でめっちゃ疲れてるからもっと休みたいんです。
自分のことやりたいんです…。

 

「入院中は大変だったけど、退院後だって、それはそれでまた大変なんだろう」
「100%事故前には戻らないんだから、前と同じ生活はできない。私の生活にも影響ある」
そんなことはわかっていました。退院前からそう考えていました。

でも、実際にそのときを迎えると、想像以上にハードでした。
ここまで大変とは……思っていませんでした。

 

こうやって心も体もボロボロになりました。
覚悟したつもりですが、全然できていませんでした。

「退院してまだ2日しか経ってないから」
「まだ5日しか経ってないから」
「まだ一週間しか経ってないから」
「まだ二週間だから」

こうやって無理矢理言い聞かせながら二週間過ごしました。

 

二週間経って、ようやく自分の中で折り合いがついてきたというか、慣れてきたというか。
少し考え方が変わりました。
退院した後も母にはまだまだ残っている不調があり、眼科とか歯科にも行かねばなりません。
問題は1つずつ解決していくしかないです。

たまたまこの二週間は休みも無かったので余計に時間がなかったけど、休みが2日あれば1日は自分のことができる。いやできるようにしよう。
実際これを書いている今日は1日家に引きこもって自分のことをやりました。

ようやく、心と体と頭に余裕が出来始めました。
この状況に順応してきました。

 

そして今回の件で、何と言うか『死生観』というものが変わりました。

もう大人になってから数十年…。
どこに出掛けても撮る写真は、食べ物・風景・そしてぬい…笑

「自分の生きてきた記録を残さなければいけない」
急にそんな風に感じました。

昔のようにブログを書いて日々の記録と思いを残しておこう。
ちゃんと自分の姿も写真に撮ろう。

 

そんな気持ちでこのブログを始めることにします。

 

PS.
この記事はそのうち非公開にします。あまり表立って残しておく内容ではないので。
とりあえず3週間ほどSNSからも完全に消えていた間、心配かけてしまった方たちに「こんな感じでした」と伝えるために、この記事を最初に書きました。

あと、そのうち引越しします。Wordpressに。